ダム

実は上毛かるたのモデルだった!「下久保ダム(神流湖)」

今回、我々編集部が朝7時に出発をして目指した先は、、、
ダム湖百選にも選ばれている「下久保ダム」です!

別名、神流湖(かんなこ)とも呼ばれるこの「下久保ダム」は、群馬県と埼玉県の県境に位置しています。
また、10~11月頃にはワカサギ釣りを楽しむ方や湖面の散策を目的とした方などで賑わっているそうです!

我々は、「下久保ダムの水面に映る朝日」を拝むことを目的に訪れましたが、どうだったのでしょうか?
では、いってみましょう!

そもそも、ダム湖百選とは?

ダム湖百選」とは、一般財団法人水源地環境センターが2005年に制定した制度で、「地域に親しまれ、地域にとってかけがえのないダム湖」を選定したものです。

ちなみに群馬県には、このダム湖百選に選ばれた湖が、神流湖以外にも「あと5箇所」あります!

  1. 奥利根湖(水上町)
  2. ならまた湖(水上町)
  3. 野反湖(六合村)
  4. 赤谷湖(新治村)
  5. 草木湖(東村)

地域に親しまれているだけあって、選ばれた湖は、村に位置していることが多いですね!
いつかダム湖百選への訪問を全制覇してみたいものです。。

世界的にも珍しいL字型のダム

実は、ここ下久保ダムは世界的にも珍しい「L字型に曲がっているダム」です!

L字に曲がっている箇所は歩いたり車が通れる部分になっており、下久保ダムの堤頂の長さは、なんと605mもあります。これは、コンクリートダムの中では日本一の長さだそうです!更に、L 字型のダムは全国的にも珍しく、北海道の砥山ダムと下久保ダムしかありません。

水を貯めにくい地形を考慮して、貯水量を増やすためにL字型に形成されたとのことです。
関東にこのようなダム湖が存在しているのは、NATURE関東編集部としても、誇らしくすら感じます!

上毛かるたのモデルって本当?

さて、タイトルでも触れましたが、下久保ダムは「上毛かるた」(群馬県の郷土かるた)のモデルになっているのでしょうか?

実はその通りで、上記の「り」の絵札で描かれているダムは、建設中の下久保ダムがモチーフになっているそうです!かつては、山がちな地域でもある群馬県が、水力発電によって電力供給を担っていたのでしょうか?ますます興味深いですね!!

もしかしてあの噂の赤い橋?

ご存知の方も多いかと思いますが、下久保ダムは心霊スポットでも有名です。
「下久保ダム 赤い橋」とGoogleで検索をかけると、金比羅橋(琴平橋)という名の赤い橋がたくさんヒットします!
しかし、今回は下久保ダムの周辺情報として、金比羅橋ではないもう一つの「赤い橋」を紹介します。
こちらは埼玉県秩父市が管理している「太田部橋」という道路橋で全長134mほどです。

現在は補修中で、橋の上には等間隔にカラーコーンが設置されていました!
写真でも確認できるように、両サイドの柵が比較的低めです!
(我々は、車両でこの橋を通過しましたが、内心はかなりドキドキしていました。。)

これぞ絶景!水面に反射した朝日が沁みる

編集日の今回目的は、朝日と共に反射する水面を拝むことです。

城峯山の山頂からゆっくりと登る朝日に、我々は心奪われました。。
エメラルドグリーンの湖に、キラキラと細かく光る太陽はとても綺麗でした!

そして、上記写真中央にもあるように、湖内には随所に小島のような陸が多々確認できました!
(次回はドローンを駆使して小島に接近してみたいです)

ちなみに、気になる湖の水質ですが、「PH7.9」で一般的な河川と比較すると若干アルカリ寄りなのでしょうか?
気になる方は、こちらの水資源機構下久保ダム管理所【神流湖ガイド】をご参照ください!
(このサイトでは最新の下久保ダムの様子が載ってます。)

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